Nick Name ぷぅ、ぷぅち


ぷぅち、三歳。唯一、大人のプロ写真。
カメラマンのまなみさんに、たくさん遊んでもらってご機嫌でした。

最愛の猫、パンドラが遺した一人娘のぷぅち。
特にマナーが崩れたことはなかったのですが、大事にしすぎて、続けてショーに出してゆく勇気が持てませんでした。多分、周りの人たちから見たら、やる気があるんだか無いんだかわからない、不可解なエントリー状況だったと思われます(^-^;

いや、のんびりでいいから、グランドになれたらいいなぁ・・・とは思っていたんです。実際、ぼちぼち出して、ぼちぼちポイントをもらっていて、あと10ポイントでグランドタイトル達成だったのですが、今年、Zelebrityとの間に生まれたジョジョとドン。この兄妹を生んで育てたぷぅちは、出産育児で少し体調も崩してしまったし、命に別状のあることじゃなかったのに心配で心配で、もうタイトルは諦めて避妊手術をしちゃいました(^-^;

とっても明るくて元気な、おしゃべり子猫だった時代。
「ままー、ままー」と、確かに聞こえるはっきりした鳴き声で私にまとわりつきながら、すくすく大きくなりました。
そして、しなやかなボディーバランスとまっすぐな鼻筋が自慢だった娘時代。わがままで気位が高くて、ショー会場では私とジャッジしか触れなかったりしました。

ゆきちゃんが審査ケージに連れてゆこうとすると噛むんです。他の人が触ると、とにかく噛む。思いっきりじゃないんだけどね( ̄ー ̄; 「ママはどこ行っちゃったのよ!」って感じで、カプカプっとやるのです。
今まで私がショーに連れてゆくロシアンブルーは、誰が触っても平気な子ばかりだったので、友達たちが気軽にぷぅちをなでて、大勢が噛まれました(-_-;)。

怯えて噛んでるわけじゃないからもちろん怪我にはならないし、そんなに痛くもないらしいけど、万が一ってこともあるわけで私は気が気じゃありません。
当然、ぷぅちといる時にはクラークもできないし、そもそも私の姿が見えなくなると「ママー、ママー」が始まっちゃうので前を離れることもままならず。

いわゆる女王様というやつです。

なのに、ジャッジが審査のためにハンドリングをする時には、気取っちゃって、ちゃんとポーズを取って胸を張るという・・・。まったくね・・・。ちゃっかりしてるんです、この子は・・・。

そして。良いところもいっぱいあるけど欠点もいっぱいあって、それがとっても極端だったせいか、あんまり日本人ジャッジの評価がもらえなかったぷぅちは、だけど、外国人ジャッジとほんの数人の日本人ジャッジからは妙に高い評価をもらっていたりして、もうほんとに、一度のショーの中で評価が真っ二つ!なんてこともよくありました。

個人的には、ぷぅちのとっても偉そうで絶対媚びない表情は大好きで、お気に入りの女の子なのですが、ショーブリーダーとしては、自分の猫の欠点はちゃんと見なければなりません。とはいえ私の場合は、欠点は把握した上で、「可愛いわー、世界で一番かわいい〜」と、やたらに褒めちぎって育てることにしています。
まぁ実際、ぷぅちはわかりにくい猫なんだと思います。目は大きいけどグリーンは強くないとか、耳位置はいいけどもうちょっと大きかったらな、とかね(^-^;。
目立つところに欠点があるの。だけど、ボディーやコートはとっても整っていて、だから、ジャッジがどこを重視するのかによって、全く評価が分かれてしまうことになったみたい。

ま。ショーも繁殖も引退したので、そんなこともこんなことも、つわものどもの夢のあと。
今、私の目の前に、元気で健康なこの子がいること。それが私にとって1番大切なことなのです。



ぷぅちは、ともかく偉そうなのに、実は甘えん坊で、相変わらず「ままー、ままー」とまとわりついていたり、堂々とキーボードの前に座って仕事の邪魔をしてみたり。
ちゃっかり私の膝に座って、甘えにくる子猫たちを追い払っちゃうところなんて、ママのパンドラとそっくりだし、その上、恐ろしく頭が良くて、自分がとても大事にされてることをちゃーんと知っているんです。

すっかり童心に返って、子猫たちと一緒におもちゃを追いかけている可愛いぷぅち。
おばぁちゃんのナターシャが大好きで、相変わらずマレーネを可愛がっていて、ゼリーとは仲良し。
ぷぅちはまだまだ若いですからね。
ずっと元気でずっと楽しく、パンドラの分も長生きして欲しいと願っています。


2006/5月
2006/11月加筆修正

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